elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業と母親の介護に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

売り掛けは怖い!

 店の郵便ポストを覗くと、
売掛金を回収します」というチラシが入っていました。

 最近はあまり目にしなくなりましたが、バブルの頃はこうしたチラシが毎日何枚も入っていたものです。
 
 回収業者もかなりの数いた筈です。

 かようなチラシがまだ入っているのは売り掛けで困っている店なりホステスがいるからでしょう。

 銀座の客にも悪質な輩がいて、バブルの頃は三割が踏み倒しと言われていました。
 
 要は飲み逃げです。
 
 当時の飲食代は高額な上に殆どが売り掛けでしたから、運悪くこうした卑劣な客にやられたホステスは海外に逃げたり、ソープランドに身売りしていました。
 
 少しでも回収しようと裁判を起こしたママを何人も知っています。

 かくいう私も踏み倒された経験があります。
 
 相手の所在が知れなくなったので泣き寝入りしましたが思い出すと今だに悔しくなります。

 クレジットカードが普及したおかげで売り掛けの客は減る傾向にありますが、それでも、

「請求書は会社に送ってくれ」f:id:ElderlyMom:20200914094435j:plain

 と今だに当たり前のように言う客がいます。

 当店は数年前から売り掛けをやめました。

 景気が悪くなって売り上げも減っているのに、踏み倒されでもしたらやっていけないからです。
 
 ツケが当たり前の銀座のこの文化は昔から嫌いでした。

 キャッシュレスがもっと普及して売り掛けはなくなって欲しいものです。