elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業と母親の介護に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

夜の会議室

 銀座のママは経験が豊富な上に、人を見る目もあると思われがちでよく相談を持ちかけられます。

 つい先だっても同族会社の代表が大学を出たての息子さんを連れて来て、

「どうだ、こいつは将来トップに立てる器か?」
 
 と聞かれました。

 当たり前ですが、わかりません。
 
 わかるのは親に似ず、イケメンでシャイだということです。

 お客さまの悩みや愚痴に耳を傾けるのは仕事の一環として捉えていますから聞くだけは聞きますが、私自身の意見や考えは言わないようにしています。

 うかつなことを口にしてことを大きくしたり、ひと様の人生を左右したくないからです。

 企業重役の奥方に訴えられたママを知っています。

 重役のプライベートな相談役をになっていたのが奥方にバレて怒りを買ってしまったのです。

「もうこりごり。ひと様のゴタゴタには金輪際関わりたくない」

 ママは人生相談をやめたそうです。

 偉くなれば孤独や疎外感に襲われることもあるでしょうし、足元をすくわれたりもするでしょう。

 そうした折、口が固くて秘密を守ってくれる銀座のママは格好の存在なわけで、信用したくなる気持ちはわからないでもありません。

 しかしながら、一言言わせてもらえれば彼らが思うほど銀座のママは、知恵や知識、そして世間に長けているわけではありません。
 
 人を見る目があるなどとんでもないことです。

 悩みやトラブルがあるなら、弁護士なりコンサルタントなりに相談してください。

 きな臭い『夜の会議室』に頼っても得られるものは何もありません。

 昔の時代の銀座ならともかく、今はそうしたf:id:ElderlyMom:20191204170821j:plain時代です。