elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業と母親の介護に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

『水商売』という仕事

 地方に嫁いでいる従姉妹から電話があって、

「うちの旦那が来週東京でお得意さんと会うんだけど、あんたの店で飲ませて上げてくれない? 銀座で接待したら喜ばれると思うのよ」
 
 と頼まれたので、

「この時期は無理。忘年会で埋まってるから」
 
 と嘘をついて断りました。

 春頃に、

「息子が会社の上司にあんたの店の話したらしいのよ。そしたら連れてけってうるさいらしいのよ」
 
 と言って来た時も最もらしい理由をつけて断りました。

 どちらも店に入れたくなかったからです。

 長い年月私はこの従姉妹に煮え湯を飲まされて来ました。

 水商売を毛嫌いしている彼女は、銀座で働き出した私を嫌悪し、親戚が集まる席で私が男衆にビールでも注ごうものなら、

「さすがに注ぎ方がうまいわね」
 
 と、皮肉ったり、

「あんたが一番稼いでるんだからここは持ちなさいよ」
 
 と支払いを押し付けたりしました。

 彼女に見下されるまでもなく水商売は偏見の塊です。

 誰よりも私が知っています。

 飲みにいらっしゃるお客様でさえ、

「こんなところで働いているのを親が見たら悲しむよ。早くやめなさい」
 
 とアルバイトの学生に説教しますし、

「俺だったら、自分の彼女を絶対こんなところで働かせない!」
 
 と言い切るサラリーマンf:id:ElderlyMom:20191213173946j:plainもいます。

 おかげで自分の仕事にプライドを持てずに来ました。

 従姉妹いわく、私は家系の恥さらしだそうです。

 それならこんな恥さらしに都合のいい時だけ連絡して来ないで、という話です。

 旦那や息子に罪はないけれど、この先何度頼まれても店に入れるつもりはありませんから。