elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業と母親の介護に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

チーフたちのリストラ

 銀座の街から男性スタッフが減っています。

 ことカウンターチーフが顕著です。

 景気が悪化する中で、戦力であるホステスを削るわけにはいかず、女性で代用のきくチーフたちが犠牲にされているのだと思います。

 先週、知り合いのマスターから電話があり、

「ママの店でチーフ使わない? 真面目でいいやつがいるんだけど」
 
 話を聞くとそのチーフ、新年早々に、

「今年から女性だけでやりたいから」
 
 と経営者から追い出されたそうなのです。

「50ちょっとで歳は食ってるけど、客もついてるし、大箱でメインでやってた経験もあるんだよ」

 グイグイ押して来られましたが、

「男性を雇う余裕がないので」
 
 正直に言って断りました。

 チーフがいたら楽なのはわかっています。

 今、自分でやっている開店準備から、洗い物、掃除、伝票計算までやってもらえるわけですから。

 しかしながらギリカツでやっている昨今、無理は出来ません。

 そう言えば知り合いのママも、今いるチーフを辞めさせると言っていました。

 彼女の店は当店と違ってうまくいっているので不思議に思って、

「どうして?」
 
 と聞くと、経費上f:id:ElderlyMom:20200115202015j:plainの問題ではなく、チーフの審美眼に問題があるからだそうです。

 彼女は怒り口調で、

「私は銀座っぽい、雰囲気のある女性が好きなのに、あのチーフ、巨乳ばかり連れて来るのよ」
 
 ここ半年で若い巨乳ちゃんを2人入店させたそうで、

「スリムならともかく、揃いも揃ってデブなのよ。顔だって可愛くないし、店の雰囲気めちゃくちゃよ!」

「でもそれで店がはやってんならいいじゃないの? 巨乳好きのお客さんは多いんだし」

「チーフと同じこと言わないでよ!」

 怒られてしまいました
 
 好きなタイプの女性を入店させたがるのは男性スタッフのあるあるなので、もしかしたらそのチーフもおっぱい星人なのかもしれません。

 結局は、そのチーフはママと折り合えず、巨乳ちゃん2人を引き連れて別の店に移るそうです。

「せいせいするわ。銀座だってこと忘れないでもらいたいわね」

 最後まで強気なママでしたが、潤っていたのにもったいない気がしてなりません。

 チーフと彼女たちが去ることで別の悩みが生まれないといいのですが…。