elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業と母親の介護に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

決断の時。

f:id:ElderlyMom:20200304165806j:plain 営業中、同じビルの3階で店をやっているママが訪ねて来ました。

 何かと思ったら、

「今週いっぱいで店を閉めることになったので挨拶に伺いました」
 
 というものでした。
 
 彼女が店を開いたのは二年前です。

 その時も挨拶に来てくれて、

「銀座に店を持つのが夢だったんです! 頑張ります!」
 
 と瞳をきらきら輝かせていたものですが、今日は涙目になっています。

 このところ、新型コロナウイルスの影響で休業したり、畳む店が相次いでいますが彼女もまさにそうでした。

「まだやめたくないんですが、両親が心配してすぐに帰って来いと言うし、友人たちも青森は感染ゼロだから安全だと言ってくれるし…」

「これ、八戸名物の『せんべい汁』と『サキイカ』です。お客さんに配れって、父親がしょっちゅう送って寄越すのでたまってしまって…。良かったら皆で食べて下さい」

 両手に下げて来た大きな紙袋を渡して彼女は帰りました。

 複雑な思いでその後ろ姿を見送りました。

 今すぐというわけではないにしても私もこの先お店をどうするか決めねばなりません。

 テレビはこのところコロナウイルス一色です。
 
 日々恐怖を訴えています。

 お客様の安全や女性たちの安全を考えたら休業するか彼女のように店を閉めねばなりません。

 本音を言えばやめたくない気持ちでいっぱいです。

 どうしたらいいのでしょう?

 決断を迫られています。