elderlyママのぼやき

元銀座のママです。長年続けてきたナイトクラブを令和2年3月27日に閉店しました。以降、農作業に励みながら銀座の思い出と日常をつづっています。

聖職

 写真は、けさの収穫野菜です。

 つるなしインゲンがたくさん穫れました。

 少し前収穫したにんにくと赤玉ねぎも加えてみました。

 初めての農業ですが、母親に聞いたり、ユーチューブで勉強したり、何とか続けています。 

 作業を終えて、部屋に戻るとM子からLINEが届いていました。

 閉店する時、

「やめないでくださいよぉ~😭💦💦」

 と大泣きしていた女性です。

 店をやめてからもLINEをくれるのはありがたいのですが、相変わらず時間の節操がありません。

 今は朝の5時です。

 今まで飲んでいたのでしょうか?

 M子は関西出身の28才です。

 タレントの足立梨花に似ていて、顔立ちも可愛いし愛嬌もあるのですが、性格にやや難があります。

 空気が読めず、がさつなのです。

 ずぼらと言ってもいいかもしれません。

 例えばですが、客席での居眠りはしょっちゅうで、注意すると、

「O型は睡眠不足に弱いんですよぉ」

 ヘラヘラ笑って悪びれません。

 自分でシフトを組みながら出勤日は間違えるし、無断欠勤もたまにありました。

 更衣室にぶらさがっている他の女性のドレスも勝手に着るし、お酒が入ると、

「○○子ちゃん、本当は彼氏がいるのよぉ。一緒に暮らしてるのよぉ💓」

 口も軽くなf:id:ElderlyMom:20200624072842j:plainるので時に女性たちに煙たがられていました。

 当店には三年ほどいてくれたでしょうか、その間振り回されましたが、それでも辞めて欲しいと思ったことは一度もありませんでした。

 理由はただ一つで、彼女が昼間介護施設で働いていたからです。

 介護福祉士の資格は持っておらず、パートタイムだそうですが施設には毎日通っていました。

 今も続けています。

 私は何故か昔から、介護士や看護士、保育士といった仕事に弱く、こうした仕事に就いている女性が面接に来ると即決で採用してしまいます。

 閉店する時、当店には看護士も保育士もいました。

 話を聞くと、彼女たちのお給料は決して良くはなく、仕事の内容からしたらとてもとても報われないものです。

 M子は、老人の下の世話もすれば、入れ歯も洗ってあげると言っていました。

 仕事とはいえ、感心します。

 私は、彼女たちの仕事は「聖職」だと思っています。

 仮に、使命感といったようなものを持ち合わせていなくても、親に言われてしぶしぶやっているとしても人の役に立って、感謝されていることに違いはありません。

 そうした彼女たちを尊敬しているし、誇りにも思っています。

 私は子供の頃、

「看護婦になりたい」

 と言ってたそうです。

 小学校の文集にもそう書いてありました。

 何を間違ったか、人生の大半を水商売に費やしてしまいました。

 それはそれで後悔したりはしませんが、もし生まれ変われるのでしたら、今度は誰かの役に立てる「聖職」につきたいと思っています。

 いや、必ずそうします。